この広告は365日以上更新がないブログに表示されます。
自転車は歩道以外を走行するのが適切か?確認してみる。
先日も商店街の歩道で、知り合いのお母さんというかおばあさんが自転車とぶつかって怪我をされた。気の毒なことである。自分も最近タイプは違うが事故を起こして大いに反省している最中である…。ちょうど話題にもなっているし、関連する会合の場でも議論のネタになっているので、本やネットを調べてみる。
☆警察庁より「良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進について」通達が出た。
http://www.npa.go.jp/
・自転車のルール破りやマナーの悪さが目に付く昨今、
・考え方として「基本自転車は歩道以外(車道など)を走る」、
・考え方として「仕方がなく歩道を走る場合は歩行者優先」という観点に立ち、
・具体的方策としては「自転車通行可の歩道の見直し」、
・具体的方策としては「自転車は車両というルール周知・教育の実施」、
・具体的方策としては「指導取締りの強化」、
・具体的方策としては「都道府県警察による総合計画の策定」まで踏み込んでいる。
・この通達は落とし込みどころもしっかりされていて、事故を減らす有効な方策となりうる、ありがたい内容である。
・事故事例なども十分検討された結果だと思われるので、以下、確かに自転車は歩道以外を走る選択がベストであるという根拠を集めてみる。
★外出時交通分担率 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6370.html
・日本での自転車の分担率(15%)に対し
★交通事故の状況 http://www.sonpo.or.jp/archive/publish/traffic/pdf/0002/book_bicycle.pdf
・H22年度における交通事故全体における自転車事故の割合は20.9%
・H22年度における交通事故死傷者全体における自転車事故死傷者の割合は16.8%となり、自転車が事故の原因となる割合は実際の交通の分担率からすると少し高い。
★自転車事故の原因とその状況
・交差点やそれに類する場所での事故が80.9%(出会い頭56.1%+右左折24.8%)
・自転車以外の交通事故で交差点でおこる割合は約4割
・自転車事故の相手はクルマである事故が84.0%となり、
・圧倒的に自転車は交差点でクルマとぶつかるということが多い。
・また、加害者・被害者ともに交通法規を守らない場合に事故になる場合が多い。
★車道の左端走行の危険性の低さ
http://www8.cao.go.jp/koutu/chou-ken/h22/pdf/houkoku/5-2-1.pdf
(その他参考文献:成功する自転車まちづくり 古倉宗治著P118)
・交差点に歩道以外(車道の左端)を走行して進入した場合の事故発生率は低い。
・逆に歩道走行(順走行・逆走行)の場合、明らかに事故発生率は高い。
以上から、自転車事故は他の交通手段と比べて少し多いが、事故原因は交差点周辺に偏っていて、その点において歩道上の自転車通行を減らせば、自転車が被害者となったり加害者となる事故は減らせるという傾向が見えてくる。通達にあるように、歩道以外に自転車走行が増えるとなると、周知とできる限りの対策が重要となる。合わせた実施が今後されることとなるのであろうが、自らはルール遵守に勤め、経緯をよく見て行きたいと思う。
☆警察庁より「良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進について」通達が出た。
http://www.npa.go.jp/
・自転車のルール破りやマナーの悪さが目に付く昨今、
・考え方として「基本自転車は歩道以外(車道など)を走る」、
・考え方として「仕方がなく歩道を走る場合は歩行者優先」という観点に立ち、
・具体的方策としては「自転車通行可の歩道の見直し」、
・具体的方策としては「自転車は車両というルール周知・教育の実施」、
・具体的方策としては「指導取締りの強化」、
・具体的方策としては「都道府県警察による総合計画の策定」まで踏み込んでいる。
・この通達は落とし込みどころもしっかりされていて、事故を減らす有効な方策となりうる、ありがたい内容である。
・事故事例なども十分検討された結果だと思われるので、以下、確かに自転車は歩道以外を走る選択がベストであるという根拠を集めてみる。
★外出時交通分担率 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6370.html
・日本での自転車の分担率(15%)に対し
★交通事故の状況 http://www.sonpo.or.jp/archive/publish/traffic/pdf/0002/book_bicycle.pdf
・H22年度における交通事故全体における自転車事故の割合は20.9%
・H22年度における交通事故死傷者全体における自転車事故死傷者の割合は16.8%となり、自転車が事故の原因となる割合は実際の交通の分担率からすると少し高い。
★自転車事故の原因とその状況
・交差点やそれに類する場所での事故が80.9%(出会い頭56.1%+右左折24.8%)
・自転車以外の交通事故で交差点でおこる割合は約4割
・自転車事故の相手はクルマである事故が84.0%となり、
・圧倒的に自転車は交差点でクルマとぶつかるということが多い。
・また、加害者・被害者ともに交通法規を守らない場合に事故になる場合が多い。
★車道の左端走行の危険性の低さ
http://www8.cao.go.jp/koutu/chou-ken/h22/pdf/houkoku/5-2-1.pdf
(その他参考文献:成功する自転車まちづくり 古倉宗治著P118)
・交差点に歩道以外(車道の左端)を走行して進入した場合の事故発生率は低い。
・逆に歩道走行(順走行・逆走行)の場合、明らかに事故発生率は高い。
以上から、自転車事故は他の交通手段と比べて少し多いが、事故原因は交差点周辺に偏っていて、その点において歩道上の自転車通行を減らせば、自転車が被害者となったり加害者となる事故は減らせるという傾向が見えてくる。通達にあるように、歩道以外に自転車走行が増えるとなると、周知とできる限りの対策が重要となる。合わせた実施が今後されることとなるのであろうが、自らはルール遵守に勤め、経緯をよく見て行きたいと思う。
Posted by
eco&rikisha
at
10:51
│Comments(
0
)
サイクリングの予定10/30と11/6
走行区分が話題となっている自転車ですが、田舎道ではそのほとんどが歩道もない道です。自転車は車道左側を通るのが原則で、左側を走行すれば田舎の国道や県道など交通量が多いところでも大丈夫なのですが、初心者の方と一緒に走る場合は走りやすい交通量が少ない道を選ぶことになります。それももちろん歩道もない道になるのですが、交通量が少ない道はゆったりとした時間が流れ、のどかな風景もあり、いいサイクリングルートになったりします。
10/30(日)愛知川駅出発にて「湖東遊ランサイクリング」と銘打った近隣のサイクリングの予定です。8:30集合9:00出発にて1時間ほど(申し込み不要にて直接駅前に集合)、よろしければご参加下さい。ちなみに同日愛荘町内のラポール秦荘では、自転車発電機などを用いた体験型自転車啓発イベントも実施します。話題の「自転車は歩道以外を走りましょう」という展示も実施予定です。
11/6(日)大津港出発にて南湖一周を行います。抱きしめてびわ湖のイベントにあわせ関連のイベントも巡りつつ回るサイクリングです。こちらは申し込みが必要です。http://gokan-seikatsu.jp/upfile/2276-2.pdf 湖岸道路はほとんどが歩道がありますが、今回特にイベントにて歩行者が多いことも想定されますので、ゆっくりと走らない自転車の性能どおりの走りをされる方には車道走行おすすめする予定です。
ご興味ある方はご参加よろしくお願いします。

写真はまったく関係ないのですが秋空がきれいでしたので…。先日の環境ビジネスメッセの様子です。
10/30(日)愛知川駅出発にて「湖東遊ランサイクリング」と銘打った近隣のサイクリングの予定です。8:30集合9:00出発にて1時間ほど(申し込み不要にて直接駅前に集合)、よろしければご参加下さい。ちなみに同日愛荘町内のラポール秦荘では、自転車発電機などを用いた体験型自転車啓発イベントも実施します。話題の「自転車は歩道以外を走りましょう」という展示も実施予定です。
11/6(日)大津港出発にて南湖一周を行います。抱きしめてびわ湖のイベントにあわせ関連のイベントも巡りつつ回るサイクリングです。こちらは申し込みが必要です。http://gokan-seikatsu.jp/upfile/2276-2.pdf 湖岸道路はほとんどが歩道がありますが、今回特にイベントにて歩行者が多いことも想定されますので、ゆっくりと走らない自転車の性能どおりの走りをされる方には車道走行おすすめする予定です。
ご興味ある方はご参加よろしくお願いします。

写真はまったく関係ないのですが秋空がきれいでしたので…。先日の環境ビジネスメッセの様子です。