自転車の暑さ対策 その1(熱中症対策)
自転車の暑さ対策ですが、危険な熱中症に対する側面と、暑さや紫外線に対する防御という側面、汗の不快さやにおいに対する対処という側面の3つがあると思います。暑いときは適切に汗をかかないと体の冷却につながらないし、かいた汗をきちんと処理しないと冷える、もしくは次にデスクワークや営業仕事がある場合は、においや汗ジミが気になって仕事に集中できない。通勤とサイクリング時では対応が違いますが、いくつか対応を分けて考えたいと思います。
「汗をかいて体を冷やす」(危険な熱中症に対する対処)
当然水分は十分に摂取して、少量でも頻繁に水分を口にできるよう、ドリンクホルダーなど、すぐに水筒やボトルを手に取れる位置においておくことが重要です。バックに入れた水筒を取り出そうと思っても、一度止まって、ジッパーをあけて・・・などの対応では、きつい夏では水分の摂取頻度を下げて危険です。
体重の6~10%脱水でめまいや歩行障害、11~20%脱水で痙攣など重篤な症状、15~20%の脱水で死に至ると言われているそうです。「暑い中長距離を走ってめまいを感じた」「走行後1リッター以上の水分補給したがまだまだのどが渇いた」などの体験ございませんか。大量発汗の場合は以下、水分補給の内容にもに気を配って摂取に努めてください。
体重の2~3%以上(1リッター以上ですかね)の発汗に対しては塩分(0.1~0.2%)と糖分(4~8%)が必要とのことです。適度な塩分を摂取しないとますます水が飲みたくなり、汗をかいて塩分も流れ出てしまいと、悪循環に陥るそうです。激しい運動1時間で2リッターの発汗とのことですので、暑い中を長く走る際は程度に応じてスポーツドリンク(塩分0.1~0.2%、糖分5~6%)や、飴や食品にて摂取してください。
衣類ですが、頭…帽子やヘルメット。首…タオルや手ぬぐい!。Tシャツや下着を化繊混紡の速乾性もいいですが綿製で濡らせて冷やすというのも…。引き続き「かいたあとの対処」「紫外線を含む太陽光線からの防御」もふくめ、また続けたいと思います。
関連記事