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eco&rikisha
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自転車で人も荷物も何でも載せて運ぶ・・・のが私の夢です。彦根で町の小さな自転車屋を営んでおりました。今はみんなと自転車タクシーを走らせたり、自転車タクシーを作ったり、サイクリングや自転車の利用促進の活動をしております。

2012年02月17日

木の花ファミリー訪問記03

引き続き興味ある農的暮らしのコミュニティ「木の花ファミリー」への滞在の思い出を記します。

4:「食べ物がすごくおいしい」「作法もよい」

毎回の昼食と夕食はおいしくて食べ過ぎてしまうのをこらえなくてはならない(笑)。おいしくてみんなよく食べるけど太った人を見ないというあたりに秘訣も隠れているように思う。バイキング形式で広い皿とおわんに各自が取り分けていく形式。米類が酵素玄米、白米、ピラフなどからの選択。汁物は自家製味噌の味噌汁。その他の豊富な種類は・・・沢庵などの漬物、根菜類の煮物、野菜のてんぷら(こんにゃくのから揚げなどもありました)、卵と野菜の炒め物、サラダ(ドレッシングが数種類ありおいしい)、豆の煮物、パンの細切れ(最後に皿を拭くのに使う)などが一度に選択できる。菜食であるが、卵とヤギのミルクは取るそうであるが、卵やミルクをとりたくない人向けには、別の小皿にそれぞれを抜いた料理がある。辛かったりする大人向けの料理にも、辛くない小皿が別に準備される。食材は塩を除くほとんどが自家製で味噌、しょうゆ、アルコール度の低い節分祭用の白酒なんかもある。

また食事の作法がよくて、全員が着席すると幼年の子ども達みんなの声で「いただきます」のお祈りをする。心の中で感謝の言葉をそれぞれにつぶやく形であるが、食事前の静かな数十秒が気持ちいい。子どもの面倒をみんなが自然に見ている姿も美しい。しかもわがままを言った際には親でなくとも適切に叱る姿もある。ご飯後はまた子どもらによるご馳走様の挨拶があり、自発的に数名が洗い場に入り八十数名分の洗い物に取り掛かる。食洗機と乾燥機もあるのだが、数が数だけにそれなりの時間はかかるが、取り掛かる人数も多いので楽しくやれる。

木の花ファミリー訪問記03

5:「子どもと高齢者の面倒見がよい」

感心したのは、誰に聞いても同じように子どもに対するスタンスを明確に話せるし、実践もしていると言うことがある。みんなが自分の子どもでなくとも「うちの子」としてかわいがり、ときに厳しく助言をする。子どもらも大きくなっても素直に明るく、どんな大人に対しても接してくれるのですがすがしい。節分のお祭りの時などに外部から短期でヘルパーとして来て、ポツンとしていると、小さい子どもがそばに来てくれて手をとって膝に乗ってくれたりすると、すごくうれしい気持ちになったりもした。

また高齢者も若い世代と同じように動くことはできないにしても、食事時の準備や諸々、積極的に出きるところをされている姿が目についた。寝泊まりする場所では私たちの親世代のおばあさんに布団の準備や就寝時の湯たんぽなどの準備でもお世話になった。若い世代はごはん後の休憩などに高齢の方のマッサージをしている姿が頻繁に見られ、気持ちと体のつながりを強く感じた。

こう見ると、働き世代が子どもや高齢の方を面倒を見ていると言う単純な構図ではなく、お互いがそれぞれのスタンスで助け合っているという方が正確な表現のような気がする。


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